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RISA

日曜日の悲劇  [ 驚愕的出来事 ]

2007/01/15

ふとした日常の中に、予期せぬ危険は潜んでいる。
また、予期し得ぬからこそ、危険と成る出来事もある。

去る1月14日日曜日、前日までの4日に及ぶ出張で溜まった疲労をリフレッシュして回復すべく、幼馴染と昼食をとることにした。

彼女を迎えに行くため、父の所有する車を拝借した私は、真直ぐ伸びた道路を気持ちよく走っていた。
何気なくシフトレバーに目をやった、その瞬間まで。
そう、その一瞬こそが、私に危機的状況をもたらした瞬間だった。

シフトレバーの上。そこには・・・まぎれもなく、毛虫が、存在した。

「いやあーーーーーあああ!!!」
恐慌状態に陥る私。
己の見たものが信じられず、思わず何度も見返してしまう。
時速50kmで走行しながら、視線が進行方向と毛虫を忙しなく行き交うのをどうしても止められない。

「ストップ!動くな!お願いだから動かないで!!プリーズ!」
言葉が通じないことは痛いほど解っている。解っていて尚、毛虫に声をかけずにはいられない。

なんとかしてこの毛虫を車内から連れ出さなくてはならない。それも幼馴染との待ち合わせ場所に辿り着く前に。
彼女の家まではあと3、4分ほどの距離だ。
どうする? 交通量の激しい大通りで対処するのは難しい。
彼女の家の横にある細い路地までなんとか持ち堪えられるか?

冷静に考えようと努める一方で、毛虫がなんとかシフトレバーから脱出を図ろうと試みていることに気づき、「待って!そこから降りるのは勘弁して!」と更なる恐慌状態が私を襲う。

6車線の大通り。Uターンすれば彼女の家まではすぐだ。
「もうちょっとだから大人しくしてくださいー」
と最早判泣きになりながらハンドルを切り、Uターンのカーブを曲がると、切ったハンドルを戻すのが遅れ、車体が大きく蛇行した。

「ひーごめんなさい!!」と世界中の全ての生きとし生けるものに謝るような気持ちで謝罪の言葉を叫びながら、慌てて路地に入り込む。

やっとの思いで車通りの少ない路地に辿り着いた私は、早速路肩に車を止める。

と、ここでまた問題が生じた。
レバーをパーキングにチェンジできないのだ。
何故ならば、其処に毛虫がいるから

パニックを通り越し、全てを諦めた心境に達した私は、深いため息を一つ吐いた。
そしてブレーキを踏みつつバッグから手帳を取り出し、メモ帳のページを切り取ると、そっと毛虫の目の前に差し出した。
「おいでー怖くないよー。ほらおいでー」

妙に優しい声色で呟きつつ、毛虫をメモ帳に誘導する一方、空いた手でティッシュを引っ張り出す。
毛虫がメモ帳に移動したのを確認すると、ティッシュでシフトレバーを拭きつつ、パーキングにシフトする。

そして慌ててエンジンを切ると、車を降り、小走りで近くの民家の軒先にある花壇に毛虫を置いて逃亡した。
ごめんなさい、民家の人。毛虫が少食だといいのですが・・・。


そして、私は約束の時間に遅刻した


嗚呼なんで毛虫かなー?カマキリとか、カナブンとか、贅沢を言えばてんとう虫とか、もちょっと可愛げのあるものがいてもいいんじゃないかなー??

沖縄とは年中無休で昆虫たちが生き生きしている素敵な場所です。

沖縄にお越しの際は、皆様もご用心ください。

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